毎日毎日車窓からきになるなぁと見上げていた小さな岩壁。
2016年1月24日についにチャンス到来。
今年最高の寒波が来るとか来ないとかで、どこの山にも行けない日は近場で遊ぶに限る!と若社長T原氏を誘ったら、すぐにOKをもらって朝一から2人で出かける。彼も相当物好きで、技量・フットワークの軽さ共にピカイチ!
待ち合わせをしてすぐに、岩の基部を目指すが、いったいどこからどうアクセスしていいのかもよくわからない。適当に道を間違えながら一番近いであろう畑の広場に到着。ここからさらに藪漕ぎをして基部を目指す。
1P目25m(T原氏)たぶんここが一番の核心。フレアした埃だらけの浅いクラックにだましながら登る。
2P目30m(私)テラスを抜けて岩の凹角を登るがこれが間違い、抜けがただのボルダだったので食えアイムダウンして右壁沿いに抜ける、プロテクションはナッツだったと思う。
どっちにしても抜けは核心。落ちたらけがします。
3P目30m(T原氏)スラブと小さなハング越えの力のいるピッチでした、各ピッチとも支点終了点なかったのでてきとうに作って終了。
小さな岩場でしたが、これですっきり帰れる。
オールナチプロ、オールフリーで登ったのは初めてかもね。
楽しいクライミングでした、暴風雪の極寒だったけど。
取付きのミカン畑横の駐車場
1P目、悪いけどど真ん中から登る。
1P目終了点、高くないがプロテクション効いてないのでドキドキのピッチ。
2P目 カムとナッツで何となく登る、抜けが一番厳しい~
3P目 これで岩の上まで抜ける。全てが初めてのルートなので緊張感が最高!
登ってる間中、北からの強い風と雪。
さぬき平野で雪は年に一回あるかないか。
登ってきたピッチを丁寧に下って終わり〜。うどんを食べて解散。
約三時間の楽しいトリップでした。
登ってみて思うのは、ここ何十年かは登られてないだろうな、という印象。でも、誰かは登ってるはず。
きっと先輩方はこの岩に取り付いて、それぞれの感性でプロテクションを取り、それぞれの登り方で頂上に立っていると思われる。
トレースをなぞるのは地図上だけじゃないだろうな〜。岩の基部に引き寄せられた時点で、先人とおんなじ感覚を共有しているのかもと思える。
いい経験になったよ。
また、寒波の折にはぜひ。
これあれば、おおよその場所に行けることに気づきました。
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